みなさん、こんにちは。（会場からも、「こんにちは」）
第12回こまえ平和フェスタにご来場・ご参加いただきまして、本当にありがとうございます。 きょうは、8月14日です。71年前、昭和20年の8月14日は、まだ戦時中でした。71年前のあした、8月15日に、私たちは終戦を迎えます。たった71年前、日本には表現の自由は許されていませんでした。「許されていませんでした」と、戦争を知らない私が断言するのをお許しください。たとえば、「戦争はイヤだ」とか「人の命は大切」ということばさえ、国から、軍から、批判され、逮捕され。戦時中ですから、あるいは最前線の南方の戦地に送られた兵士たちも多かったと聞いています。 でも、いま私たちは、表現の自由が、憲法で保障され謳われている日本で暮らしています。それを、とても幸せに思います。そして、表現の自由が、許されなかった時代に生きた方たち、その方たちを思い、追悼し、同じことが繰り返されませんようにという願いを込めて。そして、まだ世界では、きちんとものを話すことも、情報を伝え合うことも、許されない国が、たくさんあるはずです。 きょうは、いま私たちが生きているこの日本。この日本で許されている表現。話すこと、書くこと、歌うこと、笑うこと、私たちが知り合うこと、すべてが生きる表現と、私は考えます。きょうの舞台、そして、ホワイエで展示されている、たくさんのみなさまの表現のもの、記録。どうか一緒に、分かち合ってください。 ここにいるみなさまも、きょうの表現者のひとりです。どうか、たくさん笑って、拍手もして、歌い合って、一日を過ごしていただきたいと思います。きょうはご来場いただいて、本当にありがとうございます。

菊池リカ／みなさん、長い時間最後まで、本当にありがとうございます。きょうのご来場に、実行委員一同、出演者一同、心から感謝しております。
これからみなさんと一緒に歌っていただきます 『水と緑のまち』 は、プログラムに挟まれたブルーの紙に、歌詞が書いてあります。そしてみなさま、今一度、その歌詞の裏をご覧ください。そこに、朗読劇でも語られました 『狛江市平和都市宣言』 が載っています。私はこれを読むたびに、胸がいっぱいになります。この平和都市宣言を持っている狛江に住んでいることを、いつも誇りに思います。
みなさんと一緒にこの場に居られて、本当に幸せです。また来年も 「こまえ平和フェスタ」 を開催いたしますので、みなさんぜひご参加ください。きょうはありがとうございました。（会場から拍手）