司会・川上美砂/さあ、ここからは、素晴らしい音楽をお愉しみいただきたいと思います。クラリネットとマリンバの演奏です。
クラリネット奏者の木津陽介さんは、洗足学園音楽大学をご卒業。ウイーンフィルの首席クラリネット奏者との共演などオーケストラや吹奏楽、室内楽にソロ活動などのほか、慰問活動や吹奏楽部の指導や楽曲のアレンジなども、積極的に行っていらっしゃいます。狛江市在住で、「音楽の街―狛江 エコルマ企画委員会」 の会長も務めておられます。
マリンバは、篠﨑陽子(しのざき・ようこ)さんと鈴木 彩(すずき・あや)さんです。
篠崎さんは、桐朋学園大学音楽学部を卒業されて、国内外のコンクールで優勝も何度もされています。2014年にファーストソロアルバム 「Nozomi~明日への希望」 をリリースしています。きょう終了後にホワイエで販売もいたします。
鈴木さんは、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、さらに同大学研究科を修了され、ポーランドにて行われた、ポーランド国際打楽器コンクールマリンバ部門シニアの部第1位と、 併せて全体のグランプリを受賞されたそうです。
ことしは、こんな素晴らしい3人が来てくださいました。さっきちょっと聞いたんですが、マリンバって、1台100kg もあるんだそうです。それをご自分で車を運転して運んで、組み立てて。楽屋で、可愛らしいお布団が掛かっていました。マリンバの生の音、そして木津さんがアレンジした曲で、これからお愉しみいただきたいと思います。それではどうぞ。
木津陽介/(会場からの拍手に応えて)ありがとうございます。
改めまして、本日の演奏者をご紹介いたします。みなさまから向かって右側、鈴木 彩さんです。そして、グリーンのドレスが篠﨑陽子さんです。そして、私、木津陽介です。どうぞよろしくお願いします。
ただいま演奏しましたのは、イギリスの作曲家エルガーという人が書いた 『愛のあいさつ』 という作品です。エルガーという人は、交響曲の 『威風堂々』 で非常に有名な作曲家ですが、分かりやすく現代風に言いますと、「姉さん女房で格差婚」 が、エルガーを語る上で、外せないキーワードです。上流階級の8歳年上の娘さんが、エルガーを奥さんです。その愛すべき奥さんのために書かれた作品が、今演奏しました 『愛のあいさつ』 という作品です。
次は、マリンバと打楽器のために書かれた曲をお届けしたいと思います。曲の紹介は、篠﨑陽子さんに委ねたいと思います。